〜大会でも定番“メジャンセ”、この1曲で実力が全て分かる!〜
簡単に説明すると
ババーン!ドドーン!と
華々しく登場する時によく使われる曲だよ!
ババーン!ドドーン!
ってかなり抽象的ねw
えー
凄く分かりやすいと思ったんだけどな〜w
『Mejance(メジャンセ)』=“登場曲、挨拶曲、オープニングを飾る曲”
(別スペルだと、mejanse, majency, megeance , meganse, mejanci, meyancé, madjensieとも言う)
メジャンセを辞典で調べても言葉の意味は出てきません。
それは後から作られた、造語だからです。
へー
メジャンセって元々ある言葉ではないのね。
“挨拶曲”とか
名刺代わりの自己紹介曲みたいで
なんだか面白そうね♪
今ではステージでの、オープニングを飾る曲で使われたり、
オリエンタルの大会でも使われたりする定番曲の“メジャンセ”。
メジャンセを知ることでエジプシャンのオリエンタルダンスが身近に感じ、
ゆくゆくは大会にも興味があれば、知っておきたい内容になります♪
ベリーダンスをしていたら
メジャンセを観る機会は多いね!
定番曲だからこそ、
ベリーダンスを始めるなら覚えておこう♪
1:有名ダンサーだけの特別曲だった
エジプトでメジャンセは、有名なダンサーが自分で生オーケストラを組んで演奏されたり、
作曲家にオリジナルで作ってもらったりする特別な曲だったそうです。
現代では、一般的に作られたメジャンセ曲や、
他の有名ダンサーのために作曲されたメジャンセ曲を使用することがより一般的になったそうです。
生オーケストラで踊るにせよ、録音された曲で踊るにせよ、
メジャンセを知る事で、より一層ベリーダンスを好きになることは間違いないでしょう。
なぜなら、メジャンセは
さまざまなジャンルが混ざり合い、
その人の人となり、実力、
更に1曲の中で小さなショーのように移り変わるアラブ音楽など
圧倒されるものばかりだからです。
特別に作曲家に曲を作ってもらって、
生オーケストラに演奏してもらって踊るなんて
とても贅沢ね。
さすがトップダンサー!素敵✨
昔は
有名ダンサーが“特別に作曲家に作らせたメジャンセ”
だったって事だね。
❶メジャンセとは?
メジャンセはエジプシャンスタイルの音楽の一種、
オリエンタル曲として『登場曲、挨拶曲、オープニングを飾る曲』などと呼ばれています。
-メジャンセの特徴
《メジャンセ中身の特徴》
- 3、4つものメロディー&リズムが転換していく
- 伝統曲と人気曲などがミックスされた構成
- 色々混り合った、1曲として完結された楽曲
ステージショーや大会で使われることが多く
(※他ではハフラ、結婚式、発表会、レストランショー、パーティetc…)
■ステージショーですと・・・ オープニングを飾る曲と言う意味合いで、ダンサーが登場する時によく使われる曲になります。 派手なメロディやアップテンポで場の空気を盛り上げていき、「待ってました!」と言わんばかりのタイミングでダンサーが登場します。 登場の仕方も華やかで、 後方から客席へ堂々と歩み寄って行ったり、 ステージを大きくラウンドしながら、観客に笑顔でご挨拶するような動きまで。 まさに華々しく登場するのに打って付けの曲ですね♪
■大会ですと・・・ オリエンタルの大会でも使われる曲として 初めアップテンポなリズムから始まり、その後ダンサーが登場! アラブリズムがコロコロと転換していく様は、 とても華やかで、客席からしても飽きが来ず、圧巻です! ですが、その中で一人(ソロ)で踊るとなると個人のダンススキルが直で伝わってもきます。 曲に流されず味方につけ、どう観客に魅せるかが大事になってきます。 だからこそダンサーの力量を存分に発揮(アピール)できる、大会向きでもある曲なのでしょう。
❷誰から、いつから始めたの?
1976年頃(46年前)に
エジプトのダンサー『ナグワ・フォワード(Nagwa Fouad)』から始まったと言われています。
作曲家は、
エジプト•カイロ出身の『ムハンマド・アブドゥルワッハーブ(Mohammed Abdel Wahab)』。
ムハンマドはナグワのベリーダンスショーのために
「Amar Arbatashar」(エジプトの俗語で「14日の満月」の意)
というタイトルの楽曲を作曲しました。
以下、初代メジャンセを踊った映像になります。
ムハンマドが作曲した「14日の満月」で踊るナグワ動画(11:44)です。
その他
1970年頃、レバノンにて生バンドで踊るナグワ動画(10:25)も素敵だったので
ご興味ある方は、ぜひ観て下さいね♪
ナグワは
“伝統的なオリエンタルダンス”から“振り付けのあるステージパフォーマンス”への移行を図った
とWikipediaにて書かれていました。
余談ですが、
以下、有名な名言になります。
存在することは変化すること。変化することは成熟すること。成熟するということは、自らを創り出し続けることなのです。by アンリ・ベルクソン
変化から意味を見出す唯一の方法は、変化に飛び込み、行動し、(そのダンスに)参加することなのです。by アワン・ワッツ
ナグワから始まった、当時はただの「オープニングを飾る曲」「紹介曲」と言われた曲は、
のちに現代の“メジャンセ”と言う言葉になりました。
伝統曲をミックスしようという発想、
まさにメジャンセを作ったナグワは
変化し、成熟した存在だよね♪
メジャンセは新しく作られたジャンルだったのね!
しかも、46年前って、ホント最近の話しね✨
個人的に
最近のメジャンセですと、
ウクライナ出身のJuliaのメジャンセは、とてもダイナミックで素敵ですね(*^^*)✨
ご興味ある方は、ぜひご覧ください⬇︎(5:40)
2:メジャンセの構成(全体の流れ)
1曲は大体10分前後構成が多いです。
他に短くて5分〜、長くても30分までのメジャンセ曲もあります。
大雑把な流れとして
【イントロ→サビ→Aメロ〜(間奏)〜Cメロ→ラストサビ】
でしょうかね?
■イントロ= オープニングを飾るファンファーレのようなメロディが多いです。 ■サビ= 「マルフーフ」や「アユーブ」と言ったアラブリズムで場を盛り上げていきます。 大体アップテンポなサビで始まり、最後もアップテンポなサビに戻ると言う流れが一般的です。 ■Aメロ〜Cメロ= この部分は伝統曲が登場してきます。 その作曲家、ダンサーの好み、曲の長さにより、いくつ入っているかは異なります。 定番なのがドラムソロや 「サイーディ、ハリージ、バラディ、シャービー」など伝統曲が使われる事が多いです。 ■間奏= 曲によっては「タクシーム」と言って、1人の楽器奏者が即興でソロ演奏する場面など間奏に当たりますかね メロディーの繋ぎとしてもよく使われます。 ■ラストサビ= エンディングは始めのサビに戻ることがほとんどです。 アップテンポで始まり、アップテンポで終わる。 まさに“メジャンセ(オープニングを飾る曲)”に相応しい構成ですね。
ユイうさから聴いて
大雑把に曲の全体図はこんな感じかな?
あくまで大まかな説明だから
厳密に知りたい人は、エジプシャンの先生とかに聞いてみてね♪
3:メジャンセで何が分かる?
❶その人の人柄が分かる(自己紹介的な感じ)
自己紹介というと
長所は?短所は?好きな食べ物は?趣味は?などでその人の事がわかってきますが、
ダンスでの自己紹介では
その人の動き、表情、仕草、などで
“その人物の人となり”その人がどんな人かが分かってきます。
特にメジャンセは1曲にさまざまはメロディ&リズムが展開していくので動きが変わります。
表情で例えるなら『喜怒哀楽』が変わりやすいとも言えます。
しっかりジャンルごとに喜怒哀楽を出せるか?
メジャンセはジャンルがコロコロ変わるからこそ、
自己紹介としては“メジャンセ”は打って付けですね。
❷力量が分かる(1曲でその人の実力が大体わかる)
1曲の中で伝統曲が何曲も入っています。
そのため、
・さまざまな踊り方
・リズム転換での切り替えができるか
・その伝統曲に似合った動きは出来ているか
・その伝統曲に似合った表情が出来ているか
など観られます。
曲がマンネリせず変わるので、動きもバラエティに変えやすく、さまざまな動きを入れやすいです。
だからこそ、その人の力量も見えやすいものと言えるのでしょうね。
4:まとめ
“メジャンセ”
なんとなく分かってもらえたでしょうか(^^)?
これを機にベリーダンスに興味を持ってもらえたり、初めてみたい!って思ってもらえたら嬉しいです♡
ぜひ、自分だけのお気に入りのメジャンセ、見つけてみるのもありですね♪
よい、ベリーダンスライフを♪
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